お風呂は温泉気分で
母は温泉が大好き。以前は月に数回、湯河原へ1泊のプチ旅行をしていました。体が思うように動かなくなってからは温泉はもちろん、実家ではお風呂も入らなくなっていたようです。そんな母に、わが家では温泉気分を楽しんでもらっています。
お風呂の椅子に青森ヒバの椅子。
温泉にあるような雰囲気で、椅子以外にも使えそうなデザインのものを選びました。この椅子は下に板があるので、本や小物を置いて小さなサイドテーブルにもなるし、キッチンの戸棚や高いところのものを取るときの台にもなります。
低めのソファーがあるわが家のリビング。ソファの横にサイドテーブルとしておいておいたところ、母が立ちがるときに手をつく場所になり支えになりました。
縦にしても、横にしても、逆さまにしてもいろいろに使えます。そして何よりもヒバの香りが広がってとても癒されます。まるで森の中にいるようです。
湯船にお湯を毎回ためて、重曹にアロマオイルを混ぜて入浴剤にしています。香りはいろいろですが寝る前に入ることが多いのでリラックスするラベンダーをよく使っています。
認知症になってから、実家ではお風呂に入りたがらなかった母ですが、erika roomでは毎晩お風呂に入ります。
お風呂から上がると、
「あ〜気持ちよかった、お風呂が一番のごちそうだわ」
と言ってとてもリラックスしています。
実家ではブルーとホワイトの爽やかなカラーの山善のシャワーチェアを使っています。実家のお風呂は水色のタイル仕様。色を合わせました。これもまた母がお気に入りも椅子です。
しかし、実家に持っていったとき。父が置きたくないと言うので(理由がわかりませんが)わが家に戻したのですが......。
母は椅子を見つけて、
「あの椅子と同じのが家にあったんだけどね、どっかいっちゃったのよ」
またあるとき。病院に同じものがあるのを見つけて、
「あの椅子、うちにあった!」
何度も言うのです。初めは聞き流していたのですが、椅子が気に入ってたんだ!と気づきました。その後は夫から父にお風呂に置いてもらうようお願いしてもらいました。
それから椅子への反応がピタッと止みました。
シャワーチェアいろいろ。折りたたみは普段しまっておけるしお掃除のとき便利。
まとめ
・何が快適かを探る
・こだわりを大切にする